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Thinking about the future
国連の会議「COP26」が日本時間の10月31日、イギリスで開催されました。
今回は、この議会の中でも注目されている世界の平均温度の上昇について考えてみたいと思います。
世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えることがこの議会の参加国が目指しているところです。
地球温暖化…一度は皆さんも耳にされたことはあると思います。
日本との関係で特に注目を集めるのが、「石炭のフェーズアウトの加速」です。
CO2排出の主な原因である化石燃料の中でも、最も排出量が多い石炭であり、
その利用を出きる限り早くに止めていくべきだという主張が、国際的には主流となっています。
特に、発電のための石炭、つまり石炭火力発電所に関しては、先進国では2030年までに、
途上国についても2040年までに廃止していくべきだとイギリスは主張しており、これは国際的な潮流に沿ったものです。
国連の会議であるCOPでは、こうした国内政策の選択肢を直接規定する議論が行われることは稀で、
今回の会議でも、COP決定そのもので石炭からのフェーズアウトがうたわれる可能性はあまりありません。
しかし、近年のCOPでは公式な決定とは別に、有志の国々や、時には企業連合・自治体連合などの
非国家アクターと呼ばれる主体が集まって独自の宣言を出すことが常態化しています。
そのような中、2030年にむけて、石炭火発を多く残す予定にしている日本については、
本当に「脱炭素」を進めていく意志があるのか、改めて問われているのです。
私たち冷蔵倉庫業界においても、省エネ型自然冷媒機器を導入することによって、
使用時の電力の節減を図ることができ、エネルギー起源CO2排出量の削減と冷媒の脱フロン化による
フロン類の排出削減を同時に推進できることが可能なのです。
高岡冷蔵小杉第二工場においては、プラットホーム内の冷却、冷凍室内の冷却全てにおいて自然冷媒機器を導入しています。
更には、2021年10月より自家消費型太陽光発電システムを備え、年間電力量の約33%の削減をしています。
これからの世界を変えていけるのは、一人一人の日々の気持ちと努力だけなのです。
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