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冷媒の行く末…
梅雨入りの季節ですが、晴れ間が多い日が続いています。
日頃は、高岡冷蔵のブログをご覧いただきありがとうございます。
過日、北陸地区の冷蔵倉庫協会の総会が福井県で開催されました。
私たちの協会の北陸地区とは、富山県・石川県・福井県の三県で構成されております。
滞りなく、総会が終了した後、約二時間にわたる講習会が開かれました。
今回のテーマは、「冷凍冷蔵倉庫領域における最近の冷媒動向と自然冷媒化への対応」
といった内容で、講師は三菱重工冷熱株式会社 プラント設計部 田代様でした。
フロン排出抑制法に伴い、NEDOが報告するGWPの数値は、
まだまだフロンに依存している私達にとって厳しいものに思いますが、
欧州におけるフロンガス規制は、更に厳しいとの話を聞きました。
新冷媒とされる、R32、R1234yf、R1234zeであっても、それぞれに欠点が見受けられる為、
冷凍冷蔵倉庫の設備には不向きであると感じました。
このようにさまざまな新冷媒や混合冷媒が開発、提案されている中でも、
やはり自然冷媒へ移行していく他、残された道はないモノなのか…
と非常に悩まされた講習会でした。
皆さんはこの問題、どう考えますか?…