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人生の価値を考えると
私たちは日々の忙しさの中で、「人生で本当に価値があるものは何か?」という根本的な問いを忘れがちです。多くの人が「お金を貯めること」「資産を増やすこと」が幸せにつながると考えています。巷の書店やYotubeでも「お金を貯め方」「資産を増やすやり方」の本や情報で溢れかえっています。しかし、本当にそうでしょうか?『Die with Zero』(ビル・パーキンス著)は、この問いに対して明確な答えを与えてくれます。それは、**「人生の価値は、思い出という財産を最大化することにある」**ということです。
本書では、人生の時間は限られているため、貯金だけに固執するのではなく、お金を時間と経験に変えることが最も重要だと説いています。若い頃から旅に出たり、趣味に挑戦したり、大切な人と過ごす時間を意識的に増やすこと。それらが未来の自分にとってのかけがえのない財産となります。お金そのものは価値ではなく、それを使って得られる経験こそが人生を豊かにしてくれるのです
また、思い出を作るタイミングを逃すと、後になって後悔することも少なくありません。「体力がなくなってから」「忙しさが落ち着いてから」と思いながら先延ばしにしてしまうと、やりたいことが実現できない場合があります。そのため、「今、この瞬間だからこそできること」にお金と時間を投資することが大切です。
さらに、お金を貯め込むのではなく、若い時期に体験や家族との時間に投資することは、後悔しない人生につながります。思い出や経験は決してなくならない財産であり、年齢を重ねるほどその価値を感じるようになります。
自分自身を振り返っても、若い時だからこそできた1ヶ月の欧州旅行や週5でいったスノーボードなど様々な経験が今の自分の土台にある事は間違いないと思います。もし、若い時に自分が経験してきたことをを諦めていたなら、同じ旅行が今できたとしても、若い感性でみた感動を得ることができないだろうし、今の自分とは違う自分が形成されていただろう。
そのような意味で自分には著者の人生の価値観に共感した。
人生に疑問を持った時に読むと、道標を示してくれるかもしれません。
dorayaki